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流れるものと、残るもの

What continues to flow, and what remains.
Reading nature, preserving craftsmanship.

たつのを流れる川の風景 A river changes its expression from moment to moment.

川は、いつ見ても同じ場所を流れています。

けれど、そこを流れる水は、昨日とは違います。

晴れた日の水面は光を反射し、雨のあとは少し濁り、風が吹けば細かな波が生まれます。 季節によって水の色も変わり、流れの速さや、川辺の景色も少しずつ姿を変えていきます。

変わらないように見えるものも、よく見ると、絶えず変化を続けています。

“ 同じ場所を流れながら、
同じ姿にとどまることはない。 ”

01

日々、異なるものと向き合う

ものづくりの現場も、それと少し似ています。

同じ工程を繰り返していても、毎日まったく同じ仕上がりになるわけではありません。

その日の気温や湿度、水の温度。素材が持つ柔らかさや厚み、繊維の状態。

一枚一枚の状態を確かめながら、職人は手を加えていきます。

素材の状態を見極める職人
Reading subtle changes through the eyes and hands.
02

決められた手順だけではない

決められた手順だけを、ただ同じように繰り返すのではありません。

触れた感覚や、色の変化、わずかな表情の違いを読み取りながら、 その時々に合った調整を重ねていきます。

自然から生まれた素材は、工業製品のように、すべてが均一ではありません。

だからこそ、無理に同じ形へ押し込めるのではなく、 それぞれが持つ特徴を見極めることが大切になります。

OUR CRAFT

自然を完全に支配するのではなく、
今ある状態を読み、最もふさわしい形へ導いていく。

03

何を加え、何を待つのか

自然を完全に支配することはできません。

水の流れを止められないように、気温や湿度、 素材の個性をなくすこともできません。

けれど、変化を注意深く見つめ、向き合うことはできます。

今、どのような状態なのか。

何を加え、何を待つのか。

どこで手を止めるのか。

その判断の積み重ねが、やがて仕上がりの表情となって現れます。

職人の手によって仕上げられた素材
Every surface carries the trace of careful decisions.

川の水は、絶えず流れ続けています。

移ろう季節や天候とともに、景色も少しずつ変わっていきます。

その一方で、この土地には、長い時間をかけて受け継がれてきた仕事があります。

変わり続けるものと向き合いながら、
残すべきものを、次へつないでいく。

今日もまた、素材の声に耳を傾けながら、ものづくりは続いています。

「Notice」では最新の情報を、
「Journal」ではものづくりにまつわる物語を。
これからも、龍野の地からお届けしてまいります。

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